Heaven~第三章~

雅近に言われるまで何も考えていなかった。


「俺、前に椿のこと諦めねーって言ったよな。あれは好きって意味だって分かってんの?」

「……それは」

「俺だってお人よしじゃねーからな」


そう言ってファミレスに来たばかりなのに「タクシーで帰れよ」とテーブルにお金を置いて帰ってしまった。


真剣に考えろってことか……
雅近の気持ちを忘れてた訳しないけど、どこか曖昧にしていたい気持ちがあったのは確かだな。


雅近ならって、
相手が誰だって失礼だよね。


ハァー
こんな私が人の心配なんて笑っちゃう。