Heaven~第三章~

「夢なんて見るのも語るのもバカらしい……椿も知ってるだろうそのくらい」


そう、知ってたよ。
知ってたけど


「そうかなぁ……」


そうでもないことも知ってしまった。
夢に大きいも小さいもない。
大切に思う相手と一緒に居る。
そのために自分が何か出来ることを考えて、そのために何かをすることだってちゃんとした夢だと思う。


学……
学もそう思うよね。
学にだって夢はあったんだもんね。


「あの家に産まれたからには、もう自由はないから」

「そんなもんか、」

「そんなもんだ」