Heaven~第三章~

「嵐は夢とかないの?」

「夢?」


驚いている嵐に「そう夢」とまた聞いてみた。


「椿の口から夢なんて言葉が出るとは思わなかったよ」

「ん、まぁ……確かにね」


学が死んでからだ。
こんな夢なんてことを考えるようになったのは。


先のことなんて何も考えていなかった。
当たり前に明日がやってきて、
当たり前のように繰り返される毎日。
そんな毎日に自棄がさしていたんだから。


だけど、
望んでもいないのに、突然その当たり前が失ってしまった時に、その時に後悔は残らないのだろうか……