Heaven~第三章~

「ねぇ、嵐……嵐は卒業したらどうするの?」

「何、急に」

「別に意味はないけど、嵐達も3年じゃん。だから大学とか行くのかなぁ~って」

「大学?」

「そう。行かないの?」


嵐が通うお坊ちゃま校は進学率がほぼ100%と聞いたことがあった。
医者や政治家、社長の息子なんかが通う学校だから、それが当たり前と言ったら当たり前なんだろうけど。


「行くはずないじゃん」と笑い、私が理由を聞く前に


「卒業したら稼業を継ぐ。道はもう決まってる」


当たり前のように答えた嵐の横顔が諦めている顔に見えたのは、私の勘違いなんだろうか。
継ぐと決めていても、心のどこかでは……