それを信じて頑張っていた私の前に、最初の試練が訪れたのはクリスマスイブ。
日頃、努力しているんだからイブくらいはと思い、匡史とイルミネーションを観に行った時のことだった。
いつも通りに手を繋いで歩いていたら、普段、私の周りにはいない感じのキャピキャピした派手な女の子が二人、嬉しそうに手を振りながら近付いて来た。
え? ちょっと、誰?
人違いじゃない?
そう思ったら、そうじゃなかった。
「向井く〜ん。見ちゃったよ〜!!」
「あれ? 彼女いるなんて聞いてないけどぉ。こちらのカワイイ子は彼女さん?」
「そ、そうですよ。いいじゃないすか。」
「ダメとか言ってなぁい。照れなくていいじゃん。可愛いいなぁ、もう。」
「でも、みんなに言っちゃおう。向井くん、バイト、サボってデートしてたよって。」
「え、マジ? ダメ、ダメ!! 止めて下さいよ〜!!」
「だって、今日、バイト入ってないんでしょ? 自分だけ、ズルいよぉ。」
「あ、いや、それは申し訳ないですけど.......。」
「あははは.......。うそ、うそ。邪魔してゴメンね。」
「どうぞ、ごゆっくり。お幸せにね。」
会話の内容からして、バイト先が一緒のお姉さんなんだろう。
それは仕方ない..........いや、あんまり望ましくはないけど、バイト仲間にああいう軽い感じの女の子がいたって不思議はないし、それについてどうこう言うつもりはない。
日頃、努力しているんだからイブくらいはと思い、匡史とイルミネーションを観に行った時のことだった。
いつも通りに手を繋いで歩いていたら、普段、私の周りにはいない感じのキャピキャピした派手な女の子が二人、嬉しそうに手を振りながら近付いて来た。
え? ちょっと、誰?
人違いじゃない?
そう思ったら、そうじゃなかった。
「向井く〜ん。見ちゃったよ〜!!」
「あれ? 彼女いるなんて聞いてないけどぉ。こちらのカワイイ子は彼女さん?」
「そ、そうですよ。いいじゃないすか。」
「ダメとか言ってなぁい。照れなくていいじゃん。可愛いいなぁ、もう。」
「でも、みんなに言っちゃおう。向井くん、バイト、サボってデートしてたよって。」
「え、マジ? ダメ、ダメ!! 止めて下さいよ〜!!」
「だって、今日、バイト入ってないんでしょ? 自分だけ、ズルいよぉ。」
「あ、いや、それは申し訳ないですけど.......。」
「あははは.......。うそ、うそ。邪魔してゴメンね。」
「どうぞ、ごゆっくり。お幸せにね。」
会話の内容からして、バイト先が一緒のお姉さんなんだろう。
それは仕方ない..........いや、あんまり望ましくはないけど、バイト仲間にああいう軽い感じの女の子がいたって不思議はないし、それについてどうこう言うつもりはない。