そんな浮ついたことを考えつつも、何事もない一週間が過ぎた。
須賀くんの気持ちがどこに向かっているのかわからないモヤモヤだけは、いつも心の片隅に引っかかったままだったけど。
だけど、クヨクヨしててもどうにもならないし、私のそばにいる須賀くんは、今まで通り、変わらず、ふんわりしたオーラを漂わせている。
過剰に心配したところで、須賀くんが口を割らなきゃ何もわからないし、自分が凹むだけ。
しばらくは、このまま平和な日々が過ぎて行くのを見守っているしかないのかな..........
ぼんやりと担当店舗の変更に伴う資料をまとめていたら、入り口の方からスタスタと早足気味の足音が近付いて来た。
この足音は、須賀くんだ。
外回りから帰って来たんだ。
「ただいま戻りました。」
「お帰り。」
難しい顔をしてパソコンに向かっていた主任が顔を上げ、クシャとした笑顔を向ける。
毎度のことながら、向けられた方が脱力しちゃうような温かい笑顔だ。
「お帰り、須賀くん。」
「あぁ、うん。あのさ、今、駅前のグリーンピア寄って来たんだけど、新店の内示流れてて、やっぱ向井くん、チーフ確定だって。」
「へぇ、そうなんだ。すごいね。」
「で、店舗が完成する前に、新規採用したパートさんの研修とかするじゃん? 近いから、そのまま今いる店舗でやるんだって。」
「ふ〜ん。」
「だからさ、今度行く時、お前も一緒に行く?」
「あ、 うんっ、行く!!」
須賀くんの気持ちがどこに向かっているのかわからないモヤモヤだけは、いつも心の片隅に引っかかったままだったけど。
だけど、クヨクヨしててもどうにもならないし、私のそばにいる須賀くんは、今まで通り、変わらず、ふんわりしたオーラを漂わせている。
過剰に心配したところで、須賀くんが口を割らなきゃ何もわからないし、自分が凹むだけ。
しばらくは、このまま平和な日々が過ぎて行くのを見守っているしかないのかな..........
ぼんやりと担当店舗の変更に伴う資料をまとめていたら、入り口の方からスタスタと早足気味の足音が近付いて来た。
この足音は、須賀くんだ。
外回りから帰って来たんだ。
「ただいま戻りました。」
「お帰り。」
難しい顔をしてパソコンに向かっていた主任が顔を上げ、クシャとした笑顔を向ける。
毎度のことながら、向けられた方が脱力しちゃうような温かい笑顔だ。
「お帰り、須賀くん。」
「あぁ、うん。あのさ、今、駅前のグリーンピア寄って来たんだけど、新店の内示流れてて、やっぱ向井くん、チーフ確定だって。」
「へぇ、そうなんだ。すごいね。」
「で、店舗が完成する前に、新規採用したパートさんの研修とかするじゃん? 近いから、そのまま今いる店舗でやるんだって。」
「ふ〜ん。」
「だからさ、今度行く時、お前も一緒に行く?」
「あ、 うんっ、行く!!」

