何だかよくわからないけど、嬉しそうだし、どうせ暇なんだから、まあ、いいか。

でも、あれ?

これって、要は何かのお誘いなんだよね.......?


ってことは、もしかして須賀くんと二人きりとか?

いやいや、そうだとしても何らかの事情があるはずだし、内容を聞く前から一人で盛り上がってどうするよ。


あぁ、でも、ダメだ。

意識してないと嬉しくてニヤけて来ちゃう。

誘われた理由も知らないくせに、今からこんなにウキウキしてるのがバレたら恥ずかしい。


「じゃあさ、俺を助けると思って、一日付き合ってよ。」

「いいよ。で、どこ行くの?」

「うち。」

「えっ!? 須賀くんち?」

「うん。そう。」


何? 何? ちょっと待って!!

確か、須賀くんって、一人暮らしじゃなかったよね?

明後日って日曜日じゃん。

伺ったら、須賀くんの家族に会っちゃったりするのかな.......


「ねぇ、須賀くんちで何かあるの? 他にも誰か誘ってる?」

「ううん、お前だけ。てか、お前にしか、こんなこと頼めないし。」

「へっ?」

「お前がいてくれて、ホント良かったよ。」

「.......そう?」

「うん。」