6度…7度目と過ぎて今夜8度目の夜となったある日。美羽は乙夏と買い物に来ていた。嬉しそうに買い物をしている2人。久しぶりに時間があったのだ。

「最近どう?」
「最近って?何突然…」
「私はね、陸斗にフられた…」
「えっ!嘘!」
「ほんと。浮気してたんだよね…」
「浮気って…でも陸斗君いっちゃん一筋だったじゃん!」
「だけど浮気してたのよ。バイト先の子とね。でも私は何か吹っ切れちゃった。ずっとそうかなって疑問だけがつきまとってたからね…」
「そっか…」
「もぉ!うーちゃんが悲しそうな顔しなくても!」

クスクスと笑いながら乙夏は大丈夫と笑っていた。