好きとか絶対ありえへんっ

「奈美、話聞いてくれてありがとう」


あたしは食べてる間に、奈美の優しさに涙が出て、泣いている間、奈美が背中をさすってくれた



「こちらこそ買い物付き合ってくれてありがと!


さっき言ったけど、歩夢のペースでゆっくりでいいねんからがんばって!」



「うんっ…ありがとう…!!」


奈美、ほんまにありがとう。



「じゃあバイバイ!」



「バイバイ!!」



奈美は駅から家の方向が違うから、別れて帰った


「自分のペースか。」


あたしは今まで拓人のこと考えれてなかった。



キスした時、拓人が気まずいのも気にせずに、忘れようとしたし、リンゴの時だって、拓人がせっかく話しかけてくれたのに、逃げてしまった


これからは話しかけてくれたらちゃんと返事しようと思う。



けど、もう話しかけてくれへんかもしらん。



けど、その日まで待ってみようと思う。


あたしから話しかけることは、今までを振り返っても多分ほとんどないと思う



いきなり話しかけるってなったら緊張するし…