好きとか絶対ありえへんっ

「ただいま〜」



「「おかえり!!」」


ベストなタイミングで、買い物に行っていた亮太が帰ってきた




「なんや、拓人えらいテンション低いけどなんかあったか?」



「んーなんもない」


「そっか」



拓人はさっきのこと気にしてるのか、あんま元気がない様子。



あたしは許してるから。



そんな意味を込めて、拓人と目を合わせ、微笑んだ。



「じゃあ俺コップ取ってくるわ」



亮太がキッチンの棚からコップを3個取ってきてジュースを注いだ



外が暑かったのか、亮太は一気にジュースを飲み干した



「ほら、拓人も飲みや」



「おう」


拓人にそう言ってコップを渡した