それからも何回か座布団って言ったけど、全部外れた。



「ほんま歩夢弱すぎやろ」


「あいつ、絶対嘘ついてる時目線右上にするもんな」



あいつら、あたしの悪口を堂々と言い上がって…



「もー黙れ!!


それより喉乾いた!


亮太買ってきて!」



あたしはソファーに再び寝転がる




「はー!?


歩夢負けてんから買ってこいって言いたいところやけど、ちょうど俺もコンビニ限定のおかし買おうと思ってたから、行ってきたる」



「キャー、お兄ちゃん優しいー」



「棒読みにもほどがあるやろ!

しかもお兄ちゃんとかキモい!


まあ行ってくるわ!」





亮太は財布と携帯だけ持って、出かけて行った