拓人のこの目、夢で見た白い目と似てる…



「あの…拓人と話したいねんけど…」



「何?お前俺のこと好きなん?」



「…っ」


いつもは意地悪やけど笑って言ってくれるセリフを今日は真顔で言われて、はじめて拓人が怖いと感じた



「好きとか絶対ありえへんっ


やろ?」



ちがう!ちがう!


「ちが…「もう思わせぶりな態度とんなや。



俺とお前はもう赤の他人。


じゃーな。」



拓人はあたしの言葉を遮り、淡々と冷たい言葉を残して去って行った



この瞬間、あたしの心の中の何かがバラバラに崩れた気がした。