学校に着くと、すぐにあたしが来たことに気づいた奈美はあたしの方へと飛んできた


「ちょちょっと!その目!

どうしたん〜!!」


そう言って奈美はあたしは肩を揺らしてくる



「拓人に嫌われた。」


「は…?」


「あたし拓人に嫌われた〜!」



あたしは今にも泣き出しそうになった。



昨日あんなに泣いたのに涙は枯れることなく出てこようとしてくる。



「よし、一限目の授業さぼろ。



歩夢!屋上行こ!」



「え…?」


「ほら!早く!」