好きとか絶対ありえへんっ

「なんでお前そんなブスなん?


普通に顔のパーツおかしいやろ」





スーーーーッ



あたしの近くに冷たい風が吹いた気がした。


…は?え?なに?


あんなことしといて、拓人が言った言葉なに?


だんだん怒りの感情が込み上げてきた



「うるさい!

あたしだって願ってこんなブスに生まれてきたんちゃうねん!」



気づけば近所迷惑になるなんてことも考えずに叫んでいた



「ごめん


なんか、無意識に顎持ち上げたりしてた。

ほんまごめん、忘れて」



いつものようにバカにしてくるのかと思ってたけど…



拓人に謝られた!?


なんか嬉しい!

いっつもうざいから、あたしが勝ったみたいで嬉しい!



そう思うとさっきのことなんてもうどうでもよくなってきた