好きとか絶対ありえへんっ

グイッ


…え?


拓人はあたしの言葉に返事もせず、あたしの腕を引っ張った



その勢いでベッドに倒れ、あたしは拓人の上に乗るとゆう形になった



「ごめん!今降りる。」


こけるつもりなかったのに…そんなこと思いながら立ち上がろうとする



ギューッ


けど、拓人の腕によってそれを阻止された


あたし。今拓人に抱きしめられてる…


そして、クルッと視界が変わったかと思うと、あたしと拓人の位置が変わって拓人が上になった



あたしの顔の横に拓人が手をついていて、もし他の人が見たら、拓人があたしを押し倒してるような状態



ドキドキドキドキ


あたしの鼓動は速くなっていく


あたしと拓人は無言のまま見つめ合う


拓人の整った顔をいつまでも見ているのに我慢できなくなって、私は思わず俯いた