好きとか絶対ありえへんっ

あたしよりも肌が全然綺麗やし、まつ毛も長い。


髪質なんか、ほんまに憧れる


染めてるのに全然傷んでない拓人の髪



あたしは思わず拓人の髪に触れた


「…サラサラ…。」


拓人の髪は想像以上にサラサラで、ずっと触っときたくなるぐらい。



「そろそろやめなあかんな。」


あたしは拓人の髪を触るのをやめ、ドアに向かおうとした



ガシッ


その行動を止めたのは拓人。


あたしの腕を掴んで離さない。


さっきまで寝てたはずやのに、今は普通に目開けてるし…


まさか、髪触ってたのばれてた!?


「ご、ごめん!


髪勝手に触るつもりなかってんで!?



けど、勝手に手が動いたってゆうか…


とにかくごめん!」