「い…おい!いい加減起きろや!」



「んー。」


誰かに体を大きく揺さぶられて、目を覚ます



外は薄暗くなっていた


「今何時…?」


あたしは目をこすりながら呟く



「ほんまふざけんなよ


もうすぐ7時なんぞ」


「そっか〜」


もう7時なんだね。


「7時…ん?7時。7時…!?


ちょっと待ってどうゆうこと!?」



「それはこっちのセリフや!



俺日直やから教室の鍵閉めなあかんのに、お前全然起きひんねんもん!」


あたしの体を揺さぶってた相手は…



「そんな大声で怒鳴らんといてや、拓人」



拓人だった




「ほんまいい迷惑や


もう教室閉めるからはよ出ろ」



「うん」