好きな理由。

 翔と付き合って二ヶ月ほど立った時夢羅との関係は更に悪化していた。そんな日の放課後靴箱にてがみが入っていた。"放課後屋上に来てくれ"と。

 すると

 『俺に隠してることないよな?』

 どうしよう。焦りで適切な判断ができなくなる。

「...ないよ。」

すると、翔はため息をついた。

『俺ってそんな頼りない?何でも話せって』

 

また、迷惑かけちゃう。

「なんにも....ないよ?」

 偽りの自分がとことん嫌になる。

すると...

『そっか....なんて俺がゆうと思った?』

と....。

次の瞬間私はあいつの胸の中にいた。正確に言うと抱きしめられていた。


『話せ』



涙腺が緩いあたしはすぐに泣きだしてしまった。夢羅のこと、女子のこと...。
すると黙ってた翔が急に話しだした。

『許さねぇ』

...え?ちょっとっ!