「…人気だね、メグミさん」
わたしは友美にそう言った。
「そうだね〜有名な人だもんね。…あれ?速水くん帰っちゃうよ?」
友美がそう言ったもんだから、ドアの方を見ると、教室から出るところだった。
その様子に気がついたのか、メグミさんは速水さんに話しかけている。
イケメンさん、恐るべし。
…速水 佑【はやみ ゆう】。この学校のイケメンさんで、告白数は膨大だと噂で聞いたことはあるけどその素顔は知らない。
だって、速水さんと話したこと、一度もないんだもん。
メグミさんと速水さんがもしも付き合ったら、学校中に広まるだろうし、メディアもだまってないだろうな。
メグミさん、一目惚れかな。
青春してて羨ましいかも。

