その楽譜は


それから部屋でピアノをひたすら練習し、夕飯を食べレッスンを受ける教室へとチャリで向かうのだった。
今はあまり寒くないが、冬場は流石に寒く、前に通っていた教室にはバスで行っていた。
1時間もチャリを走らすには、真冬はきつい。
しかも山が近い為、俺らが住む場所は雪が積もる。そんな中チャリを走らせる馬鹿はいないだろう。
俺だってするかそんなこと。
そして、教室に着いた時最悪な曲を聴いた。
琴西が歌う『last message』をたった今弾いている先生。
イライラをしまってドアをノック。
「…失礼、します」