進級当日。 俺はまたもあいつと同じクラスになった。 『早乙女 ひゆり』 早乙女さんとは、一度も話をした事がなくどんな人かはあやふやだった。 ただ、ピアノを弾いているということだけ。 俺よりもはるかにうまく、去年の合唱祭でも伴奏者で優勝をしていた。 さかし、謎めいた人でもあった。 友達と呼べる人は、『篠原 友美』ぐらいだ。 今だって何かを話している。