珍しいですね、と先生に言われて、わたしはすみません…項垂れた。
それからの授業は、夢を見ているような気さえした。
ずっと、あの人のことしか考えられなかったんだもん。
会いたい、なあ…。
戻らない定めだとしても。
もう一度だけ会いたいんだよ。
「…ひゆり?」
本日2度目のハッと我に返った。
どうやら授業が終わったらしい。
「ご、ごめんね…」
「友美はいいんだけど…大丈夫?」
「うん。あ、遼さんに電話しないといけないからちょっといいかな」
「遼さんか〜イケメンさんだよね〜」
「そうかな」
あのどこがイケメンなんだかわたしにはさっぱりだよね。うん。
確かにイケメンかもしれない。
でも、寝ぼけている時の行動を見ればわかる。

