その楽譜は


ピアノのレッスンをしている場所は、ここから少し離れた町。
車で30分ってところかな。
「遼さん、待たせてごめんね」
「全然大丈夫。さあ行こうか」
遼さんの後に続いて、車の助手席に乗り込むとわたしはレッスン用の鞄から1冊の楽譜を取り出した。
それは今朝amazonから届いた楽譜。
転校生の、『メグミさん』の曲である『last message』の楽譜だった。