………………。




「……ヤヨ!ヤヨってば!!」


「んん……。あれ?痛……」



「頭打った?打ったよね?」


階段にはばら撒かれた冊子、に埋もれる俺。

階段でよろけた芙祐を支えようとして落ちたらしい。



「ほ、ほけんしつ……」


芙祐は俺の後頭部を恐る恐る抑えた。

大きい目に涙をためている。