「ヤヨひどーい。でも王子様はみんなの王子様だもんね」



意識高いぞ、えらいえらい。
敬意をこめて。
頭ナデナデ。



「機嫌直して?」



「触んな……っ!」



あたしの手バシンて振り払う。
また怒った。
顔真っ赤。



でも、今度こそ。
いつも通りだよね。



なんとなくさっきより
オーラ、怖くないもん。




やぁーっと。

狂犬さん、ばいびー。