【完】ぎゅっとしててね?

イルミネーション広場の真ん中に到着した。


クリスマスツリーの前では、うっとりと眺めるカップルでいっぱい。
どこもかしこもプレゼント交換大会してる。



……あたしもあげたくなってきた。
あたしThe日本人だからね。
周りの空気にながされやすいんだよね。



「慶太くん、これプレゼント」


「まじで?ありがとう。俺からも」


「ありがとう」



お互い小さな箱を送り合い。



開けてみたら、ステファニーの指輪。
ナローリング。
きらきら、シルバーが輝いてる。
刻印が入ってるだけの、シンプルなデザイン。



「かわいい……」



つい感想がこぼれちゃった。
だって、あたしの趣味のど真ん中なんだもん。



右手の薬指につけてみたら、びっくりした。
ジャストサイズ。



「なんでサイズわかったの?」


「指、触ればわかるよ」


「ちゃらすぎる……」


「あはは、嘘だからね。さすがに」


正直、どこまで冗談かわからないよ。
そもそも慶太くんて何人と、どんなお付き合いしてきたんだろう。
未知……。



「嬉しい。ありがとう。ずっとつけるね」


「そうして。変なの寄ってくるの嫌なんだよね」


「誰も来ないよ」


「どーだかねー」


笑いながらあたしがあげたプレゼントを開けた、慶太くん。



シルバーのネックレス、喜んでくれた。


その場でね、
つけてたネックレスを外して、
あたしがあげた方を付けてくれたの。



「似合う。かっこいい」


っていうか、ダイスキ。
そういう優しいところも全部。



「ありがと。すげー嬉しい」


なにその笑顔、眩しすぎ。