「芙祐がね、できなかったの『ヤヨのせいかも』って言ってたんだよ」



藍がいたずらっぽく笑う。



「詳しく聞いてないからどういう意味かはわかんないけど。よかったね?」



「なんだそれ」


人のせいにすんな。悪魔。


でも。うん。
結果防げたならよかったけど。



「今日も頑張れそう?」


本気で心配してくれてたらしい。
いいやつ。あの悪魔にはもったいないほどいいやつ。



「ありがと」




教室についてから、机に突っ伏した。


だるすぎ。


小テストを終えた頃、芙祐が来て、保健室に連行された。