教室に戻って、席に座ると匠が当然のようにノートを写しにきた。そろそろ料金発生させるかな。



「どうしたん?慶太たのしそうじゃん」


「日曜芙祐ちゃんとデート。俺ん家」



「まじで。うわー。芙祐ちゃんてスゴそう。なんとなくだけど」


「人の彼女で変な想像すんな」


「わり。でもあれだけ男慣れしてたらさー。よかったなぁ。てか、いいなぁ。羨ましい」



「今の藍ちゃんに伝えとくわ」



「まじでやめろ!」