英文科の教室の前についた。
「芙祐ちゃーん」
って手を振る背の高いあの人。慶太くん。
「おまたせ」
何もやもやしてるんだろ。
昨日から立派なカレシができたっていうのに。
「どこいこっか?」
「クレープは?芙祐ちゃん好きだよね?」
「だいすき」
「行こうか」
二人で廊下を歩いてると、なんだか結構視線を感じる。
「なんか注目浴びてない?」
「そう?」
うん。とても。
慶太くんだもんね、いるだけで見ちゃうんだよね、きっと。
「慶太くんいつもこんな注目浴びてるの?」
「まさか」
「……もしかして慶太くんの隣歩いてるあの女だれだって睨まれてるのかな」
「なわけないでしょ」
「女の子からの視線痛いもん。多分そうだね」
「だとしても守るから」
……守るから、だって。
何さらっとかっこいいこと言ってるの、慶太くん。
「芙祐ちゃん?」
「んーん。ありがと」
「芙祐ちゃーん」
って手を振る背の高いあの人。慶太くん。
「おまたせ」
何もやもやしてるんだろ。
昨日から立派なカレシができたっていうのに。
「どこいこっか?」
「クレープは?芙祐ちゃん好きだよね?」
「だいすき」
「行こうか」
二人で廊下を歩いてると、なんだか結構視線を感じる。
「なんか注目浴びてない?」
「そう?」
うん。とても。
慶太くんだもんね、いるだけで見ちゃうんだよね、きっと。
「慶太くんいつもこんな注目浴びてるの?」
「まさか」
「……もしかして慶太くんの隣歩いてるあの女だれだって睨まれてるのかな」
「なわけないでしょ」
「女の子からの視線痛いもん。多分そうだね」
「だとしても守るから」
……守るから、だって。
何さらっとかっこいいこと言ってるの、慶太くん。
「芙祐ちゃん?」
「んーん。ありがと」



