女子、基礎練再開。



「芙祐はもしも弥生に告られたらどうするの?」


藍ちゃん唐突な質問だね。



「……んー」


ヤヨ?
ヤヨ、可愛いし。
顔面偏差値68だし。
数学マニアだし。



「ううーん、アリではあるよね」


「アリかナシかではアリなんだね」


「うん」


「もー。そういう付き合い方、やめなよー」


「待って待って。付き合うとは言ってないし。モシモの話で怒らないで、藍ちゃん」


「好きじゃないのに誰とでも付き合うのはおかしいよ」



藍は眉をしかめて。
バスケットボール、ポンっとこちらへチェストパス。