「……あ」


ヤヨが先に行っちゃった。


やばい、怒らせた。
今の結構怒ってたかも……。



今までほっぺびよーんの刑いやだったんだ。怒りボルテージが徐々に上がって今マックスに……?




「ごめんヤヨ!」


追いかけて、制服の袖口を引いた。
あたしの唇ぬぐった、ピンクのグロスの跡が残ってる。




「……悪いけど今お前と話したくねえわ」



袖口を、ふりはらわれた。


……今。

かんぜんに嫌われた。