・・・・・・・。
「慶太くん、見た?今の。にこちゃん花火可愛いね」
「そうだね」
頑張る気なんかなかった。
気になる存在のまま、風化していく気持ちだと思ってたから。
まさか、あの芙祐ちゃんと関わりが出来て。
まさか、二人で花火に来るなんて思いもしなかったけど。
「慶太くん」
そう呼ばれることも、ないと思ってたけど。
「手、離していい?あたし汗が……」
「駄目」
ぎゅって握り直した。
可愛いからいじめたくなる。
俺がじっと見つめると目線をそらす、芙祐ちゃんが可愛い。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…