その声にびっくりして目をつぶった瞬間
バキッ
えっと思っていると腕を掴んでいる感覚がなくなり男がいなくなっていた。
よく見ると私より少し離れたところにその男が血を流して倒れていた。
よくわからずあたふたしていると
「大丈夫か?」
さっきとは違う低くて優しい声が聞こえた
「はぃ。だ、大丈夫です。
あれはあなたが?」
そう私は言いながら倒れている男を指さす。
「あぁ。」
最初に聞いた声人と同一人物とは思えなかった。
ふいに車のあかりが私たちを照らした。
私は彼の容姿におどろいた
彼は
黒髪の青い目
そして倒れている男を睨む目は
まさしく獲物を狙う
〝豹〟
だった。
