bluedragon


なんとか理解する。

「どうして強みになるの?」

すると一花が



「その〝姫〟を守ろうとして全員が一つに
なれるでしょう?

だけど、その〝姫〟っていう肩書きがほ
しいがためにトップに近づいたりする、
アホな女もでてきて…」



一花が少し口が悪くなったのは気にしない。

でも、その子はどうだったのだろうか

「その子は?」
「その子はスゴイのよ。」


「スゴイ?」


「人伝えなんだけど、トップが暴れたのを
止めたらしいの!!」


「暴れる?」



「トップが時々爆発するかのように暴れる
時があるみたい。
だから大体の女はそこで怖がって逃げる
の。
それをみた、ブルドラ全員に見放される
だけどその子は違ったの。」


「何が違ったの?」


「暴れるトップに前から突っ込んでいった
のよ。
もともとその子は人が良くてブルドラ全
員から信頼されてたけど更に信頼度が上が
ったの。」