「まぁまぁまぁ……」
「えー、だってだって竜也がさぁ!」
もう…面倒くさいなぁ。と思いながらも
いつものように涼の頭をクシャクシャッ…っと乱暴に撫でる。
「ー・・・はいはいっ。涼はいっっつも頑張ってて偉いなぁ〜。」
「………………。」
すると涼はブスッとした顔で
「ふんっ。頑張るってゆうか、仕事なんだから当たり前だし。
竜也も俊の事少しは見習えバーーカっ!!」
そう言い放ってそそくさと開店準備に取り掛かる。
一方の竜也はというと
はいはいっ、といった感じ……これもいつも通りの光景だ。
「俊はさぁ〜、いっつも俺らの仲介屋だよな。」
「やりたくてやってんじゃないんだけど。」
「よっ、仲介業者!」
「はぁっ?誰が業者だよ!」
「そのうち恋の仲介もよろしく〜!」
「・・・自分でできんだろっ…。」
笑いながらゴミを捨てに行く竜也に
ボソッと俺はそう呟いていた……
ー・・全く、
こっちは人の事考えてる余裕無いの知ってるくせによぉ…
