「え?どうしてって… 同じクラスで当たり前じゃない。」 ああ、どこまで素敵なんだろう。 中身も綺麗な女性がこの世にいたのか。 こんな僕の名前をおぼえていてくれたなんて。 考えてみれば当たり前のことかもしれない。 だけど僕にとっては特別なことだった。 僕は無意識に 「ありがとう…」と口にだしていた。