大丈夫かな……
知亜希さん、凄く苦しそうだった……

彼の部屋の周りをうろちょろしている私。
部屋を出たは良いもの、どうしても心配になってしまうのだ。


どうしよ……

あ。

閃いた。


「稽古すればいいじゃない!」


上手くなって驚かせてやろうじゃないの!

時間はたっぷり有るんだから!!


私は意気込んで廊下を走って行った。