のど乾いたなー。
そう思いながらいつの間にか寝ていたフカフカのベッドから起きた。

あ、私、もうヴァンパイアなんだっけ……


今までと全く違うであろう生活が今始まる___


複雑な気持ちのまま、そこにあった等身大の鏡を見た。




……ん?
んん?

目……なんか赤いような……?

私、コンタクトしてたっけ?
っていうかそもそも視力悪かったっけ?

一回も「視力悪い」なんて記憶はないはず、なのに……?




『おはよう、りんご』

「知亜希さん!?」


今思ったんだけど、この人って神出鬼没……


すると、ずいっと知亜希さんの顔が目の前に来た。


『目、見せてね』