「はーい!じゃあ、移動しまーす!」 裕也さんの大きな声が聞こえる。 そうすると、いきなり私の隣に准さんが来る。 「行くぞ。」 さらさらの髪の毛をさらさらさせて、横を歩き始める。 つられて私と理紗も歩き始めると、今度は理紗の隣に知らない人が並ぶ。 ちょ…っと…待った。 うささん助けてくれるんじゃないの? 慌てて後ろを向くと、女の人にうずもれているうささんの姿がわずかに見えた。 …うん きっと、彼はそういうキャラなんだよね。 人気者だね。