半狂乱の私を落ち着かせたのは、理紗のあったかい手だった 頭を抱える私の手をとり、握って犬みたいな顔して微笑んできた 「言えてなかったかもね。サークルだよって。」 思い切り首を縦に動かした だってだって 本当に何も教えてくれなかったじゃない…? しかもサークル? 入るつもりないよ… たくさん人がいるんでしょう? 無理だよ、理紗