手紙~返信編~

手を美恋の方に差し出すとその上に美恋の手がのせられた。

「あ、いや…手というか、さっき渡した手紙返して欲しいなって思って。もう言ったんだから読む必要ないじゃん」

分かった、と、いうように俺の前に手紙を出したかと思うと次の瞬間手をひるがえす。

「やーだ。セッカク書いてくれたんだからちゃんと読みたいもの。卒業式が待ってるから学校いくね。じゃあねーっ!」

そう言いながら学校に向かって駆け出す美恋を見送っていた。