「でも、それじゃあ返事聞くだけしかできないじゃん。もしかして、必要ないの?この先はなにもないってこと?」

昔からこの人はどうしてこんなに深読みするんだろう。

それを言うならたかの手紙の渡し方もじゃないか。


「そんなに心配なら、今言うよ。俺もたか、美恋のことが好きです。だから、俺と付き合ってください。……これで分かってくれた?」

言い切ってたかの顔を見つめるとみるみる頬が赤く染まっていった。

「喜んで!」