Tearstaind Karanchoe


あぁ。

なんて、優しい親友を持ったんだろう。

颯太にも、私にももったいないくらいに素敵な楓。

「…私っ!楓が男の子だったら惚れてた!」

にじむ視界を袖口で拭って、お約束の台詞を告げれば。

太陽のように、あたたかく楓は微笑んだ。