「ふん、好きにしろよ」 そんな優汰の声が聞こえて、肩が揺れる 耳を思いきり、塞ぎたかった。 ちがう、ちがうよ。 優汰…! ねぇ、あんなに競ったじゃん。 ねぇ、あんなにやりあって。 ねぇ。 お願いだよ。 お願いだからーー。