黒く黒く塗りつぶされていく ぐちゃぐちゃな心 苦しくてくるしくて 少しばかり赤く染まった一花の頬 愛らしいくせ毛に、華奢な身体。 黒い心の奥を侵食していくそれを、慌てて押し込めて踵を返そうとした瞬間 耳に響いた声