長年、見ていたからこそわかったもの。 はっきりと、好きだと自覚したのは、ほんのつい最近のことだったけれど。 まだ、ヒーローだったあの頃から。 『一花』 と、無条件にその瞳と声音を向けられていたあの頃から。 …ずっと隣には、君がいたから。