風の冷たさと、遠目に見える大きな夜空 ぽっかりと浮かんだ月と瞬く星 焼き付いた景色がまぶたの裏にこびりつく 言いようのない感情と もどかしいなにか 大きく開け放たれた窓から吹き付けた風 ぱらぱらとめくれるノート 落ちそうになるそれを、慌てて抑えようと手を伸ばした刹那