初めは、偶然だって気持ちも捨てられなかった。 だけど。 返ってくる個別票は、いつまでたっても。 ‘2’ ‘2’ ‘2’ ‘2’............ 2の羅列に気が狂いそうだった。 結局、定期考査ではただの一度も ‘1’がつくことはそれきりなくて。 慰め程度に行われた、夏休み明けの実力考査でたった一回 久々に見つけたそれが、最後だった。