私から、右に数えて3列目のひとつ前。 ギリギリ視界に入るたっくんがこちらを見ていることが分かる。 楓の背中が、振り向きたくても振り向けない、そんな想いを痛いほど伝えてきてくれる。 大丈夫 大丈夫だよ …私は強いから …もう泣かないって、決めたから。