「…行こっか」 顔を上げて、ヘラっと笑う。 見上げた先でゆっくりと頷いた親友と、2のAへと向かった。 変化のない、変わらない日常に、飽きさせないような光が一筋差し込めば。 「変化」というスリルの代わりに。 大切な、大切な… 「穏やかな」日々が失われる。